雪を歩き、獣の気配を読む。
ハンター五味守が語る、
自然と向き合う仕事の本音。
───── ハンター 五味守
野生鳥獣被害の増加とハンター不足。
その現場で五味守は長年、
山と地域の双方を見つめ続けてきた。
山に向かう前から、五味守の言葉には現場特有の緊張がにじんでいた。鹿やイノシシによる被害は年々増え、地域にとって深刻な課題になっているという。さらにハンターの高齢化が進み、担い手は減る一方で負担だけが増し、地域の維持そのものが揺らぎつつある。そうした背景の中で、狩猟は自然との関係を保つ営みであると同時に、地域を守り続けるために欠かせない現実的な役割を担っていた。
五味が専門とする鳥猟は、
犬との連携と瞬間の判断がすべてを左右する。
彼が行うのは鳥猟だ。犬とともに山を歩き、犬が獲物を見つけ、その瞬間に飛び立つ鳥を狙う。狩猟といえば力仕事のように語られがちだが、鳥猟は瞬間の判断力と動きの精度がものを言う。五味の説明を聞くほどに、その一瞬に集中し続ける仕事の難しさが見えてきた。雪の中の猟では、
環境の厳しさが行動の判断に直結する。
今回の撮影は雪の山中で行われた。視界は常に曇りがちで、落雪の音が混じるたびに周囲の様子を読み直す必要があった。足元は不安定で踏み込みのたびに雪が沈み、体温は容赦なく奪われ続けていく。こうした状況では、五味の言うように「自然が主導権を握る」。雪の重さ、風の向き、足音の響き方、さらには犬の動きのわずかな変化までが判断材料になる。その小さな差が獲物との距離感や安全性に影響し、狩猟の成功を大きく左右していく。

極寒の環境では、
装備の良し悪しがそのまま狩猟の精度に結びつく。
五味は「寒さに動きを奪われないこと」が狩猟の前提だと語る。自由に動けなければ、犬との距離も判断も狂う。ハンティングが成立するには、まず身体が環境に負けない状態を作る必要があった。特に雪中では一瞬の遅れが致命的になるため、ウェアの性能が実務に直結していた。長年の経験を踏まえても、
今回のウェアには大きな差を感じたという。
五味はこれまで多くのウェアを試してきたが、今回の着用感について「雲泥の差」とはっきり言い切った。体全体が温まり、自分の体温が逃げない感覚があったという。山の冷気は休むたびに体温を奪うが、蓄熱性が高ければその負担は大幅に軽減される。狩猟の持久性に直結する部分だ。
身体の要となる“熱の出口”を守れるかどうかで、動きの質が変わる。
手首、足首、首元は熱が抜けやすい場所だと五味は言う。ここが冷えると全身が硬くなり、巡りも鈍る。逆にここをしっかり保温できると、体が温かさを維持しながら動き続けてくれる。狩猟では動きが止まると危険が増えるため、細部の防寒性能は安全性にもつながっていた。
細部の構造が、
狩猟中の判断と動作の安定を支える。
今回のウェアは手先や首元の保護が徹底されていた。五味が「常識を覆す」と語るのは、単に暖かいだけでなく、動作に合わせて熱を外へ逃がさない構造があるからだ。狩猟では身体が装備に足を引っ張られた瞬間にパフォーマンスが落ちる。細部の安定はそのまま成功率を押し上げていた。
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